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1月, 2019の投稿を表示しています

岐阜の有名廃墟ホワイトスラム再訪

岐阜の有名廃墟ホワイトスラム再訪 久々に岐阜方面へ B級スポット初心者の後輩を誘い、岐阜市のホワイトスラムと呼ばれる廃墟に再訪してきた。実は、昨年秋、いちど訪問しているのだが、軽装およびまだ草木が生い茂る季節だったため途中で断念。冬場の藪漕ぎ不要な今、再度訪問としたわけだ。 新興宗教跡地ホワイトスラムと古津楽園跡 通称ホワイトスラムは長良川沿いの県道から見ると、山の中腹に忽然と現れる白い塔。既に廃墟となっている新興宗教団体のまぁまぁ大きい仏塔である。その周辺に高度成長期に作られたレジャー施設「古津楽園」の廃墟がある。 我々は、県道のトンネル手前にあるパーキングエリアにクルマを停め、ホワイトスラムまでのハイキングに出発した。 登り始めてすぐのコテージや売店跡は前回写真に収めてのでスルーして、 舗装がはがれたのか、大きな石を埋めただけの道を登っていく。さすがに真冬となると草木も枯れ、前回途中であきらめたあたりも一切の藪漕ぎ不要で進軍できた。夏場であれば「雪の進軍」ならぬ「草の進軍」となろう。猿投ほどではないが、大雨で道が崩れ、大きくえぐれて崩落している箇所があるので、乗り物で上に行くのはトライアルバイク以外はムリだそう。 少し開けたところに高度成長期の公園に多数設置されたキノコ型ベンチを発見。ホワイトスラムは目と鼻の先の一段高い丘の上だ。意外と訪問者が多いのか、道は消失していない。階段を上りついに念願のホワイトスラムの裏側に登頂した。正面に降り、ホワイトスラムの雄姿を拝む。内部を見たところ物置というか生活痕があったので誰かここで雨風をしのいだのだろう。 参道の急な階段を下りていくと左右に崩壊の進んだコンクリのゾウさん登場。鼻の芯がゴムホースとなっている。さらに降ると開けた場所になり、有名な廃バスが。廃バス内部は物置となっていたようで数十年前の家電やらが朽ち果てていた。バスがここにあるということは、かつてはここまで道が通じていたということだ。その道も草木に覆われ、いまや人が通れるかどうかという痕跡しか残っていない。 さらに降っていくと、売店跡なのか屋根のような部分が残ったコンクリの基礎とも擁壁ともいえない物件に遭遇。その奥の雑木林の中に大きな建物があったので入ってみた。1階は何十年も放置された物置状態、レジャー施設で使われていたと思われるシャンデリアやらイスやらが散乱、そ

B級スポットの宝庫、淡路島ソロツアー2日目

B級スポットの宝庫、淡路島ソロツアー2日目 ブルブルさむっちょ!極寒の車中泊 昨夜は道の駅で車中泊。レンタカーのラクティスはフルフラットにならず変な体制での睡眠を強いられる。おまけに深夜からの冷え込みで外気温は摂氏6度。薄手のブランケットのみでの防寒では眠れなく、何度も目が覚め、ついにはエンジンをかけてやり過ごす。その結果寝坊して起床は午前8時近くとなった。 初日の様子はこちら さてこれから出発となるが、今日が淡路島本番となる。所有者不在、放置で崩壊の危険性もある迷惑施設世界平和大観音と、UFO神社やら秘宝館のある立川水仙郷を訪問する予定だ。 崩壊の危機!世界平和大観音と喫茶アメリカ カーラジオのニュースはこの冬一番の冷え込みとかホザいておる。道理で昨夜は寒かったわけだ。寒いのと暑いのどっちがキツイかというと筆者の場合は寒さである。勘弁してほしいがまだ12月、冬はあと2か月あるので先が思いやられる。気を取り直して車中泊場所から3㎞程離れた世界平和大観音に向かう。この世界平和大観音。大阪の資産家が私財をなげうち建立するが、ご本人亡き後紆余曲折を経て所有者不明、荒れ放題となり地元行政府もアタマを抱えるほどの迷惑施設となった経緯がある。 ついでに朝食をどうかしようと思い、コンビニに入ろうかと考えたが、念のため平和大観音の足元にある喫茶店を覗くと、なんと営業中である。事前調査でこの喫茶店も廃墟物件だと思っていたが有名スポットをオカズにコーヒーが飲めるとは思わぬ収穫である。80年代で時間停止したインテリアに囲まれモーニングセットをいただく。こちらではコーヒー軽食の他、自家製の蜂蜜を販売しているのでお土産にいかがだろうか? さて、クルマをすこし丘の上に停め、平和大観音撮影タイムである。法隆寺五重塔ならぬ十重の塔は崩壊が進み上部の屋根、壁面が吹っ飛んでスケルトン状態だ。この十重の塔、喫茶アメリカのすぐ裏手、倒れたら直撃確実な近さにある。望遠レンズで観察すると大観音の展望ラウンジの窓、台座部分の窓も台風の影響で割れている。人手が離れた建物の劣化スピードがすさまじいのは、筆者実家のゴミ屋敷整理で十分承知している。鉄筋コンクリートといえど、いつしか水の通り道ができ、そこからコンクリの崩壊が進みやがて崩壊の危機に陥る。筆者実家程度の大きさでも撤去に200万以上かかったので、この規模の建造