スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

西日本ツーリング16日目 島根県松江市から岡山県英田郡西粟倉村へ

まずはモーニングチンポ、珍宝石さん まだ、雲は重いが、明け方まで降り続いた雨は上がりそうである、天気予報もそういってるし。温泉宿なので起きぬけに朝風呂を浴び、1時間ほど支度をしたのち出発だ。 まずは玉造温泉のすぐ奥にある「珍宝石さん」へ、その名の通りチンポを祀った小さな祠があるという。 峠道を少し上ったところに鳥居を発見、標識のモニュメントは立派なんだが、道路わきの隠れたところにこじんまりした社である。肝心の珍宝石さんはあまり目立たなく、代わりに木製の巨大チンポがオッ立っている。巨大といっても1メートルちょっとの高さだ。あとは粗チンサイズの奉納品と思われるチンポがいくつか。   松江市街地の次はまたチンポ、八重垣神社 次に向かった先は松江の市街地である、まずはマクドでモーニング。県庁所在地といえど超マイナー県の島根なので商店街などの崩壊がみられるのではないかと思い街中を探索する。一部岸壁沿いに古臭い建物が中途半端に残っているエリアがあった以外は、意外と繁栄している、さすが県庁所在地だ。 島根県といえば竹島、資料館があったのだが、まだ開館前で中には入れず。そういえば家に『島根県竹島の新研究(1965)』があった気がしたが長年見かけない、処分したかもだ。 有名観光地松江城もあるのに次の目的地は松江のチンポ神社「八重垣神社」だ。普通の神社の一角にチンポを祀った社があるだけなので、愛知の田県神社のようにチンポメインではないので注意。ただし向かいのお土産屋で各種チンポグッズ、チンポ食品を売っているのでお好きな方は是非どうぞ。     美保関隕石メテオプラザ さてお次は、松江から境港方面へ進み美保関にある隕石博物館メテオプラザだ。中海を挟み橋を渡れば鳥取という県境までやってきた。 さっそくメテオプラザに入場、建物の上部は隕石の形となっておりB級臭がプンプン臭う。最初にその隕石ドームの内側に当たるホールでの映像紹介、次に大げさな展示ケースに鎮座する隕石とくる。隕石自体は30㎝もない小さなものだ。残り半分は隕石が直撃した松本さん宅の模型や、穴が開いたタタミ、新聞記事の寄せ集めなど、はっきり言ってどうでもいい展示ばかりである。お土産に元チューリップ財津和夫の歌う美保関隕石のテーマ曲のCDを購入、いまどき8㎝CDだ。おそらくメテオプラザができた当時からの売れ

読書発電所で読書!そしてカカシストリート

読書の秋 読書の秋ということで、みなさんはどんな本を読まれているのだろうか? 夏から木曽谷方面へ何度かツーリングしている際、国道19号の対岸に見える読書発電所が気になり、実際に対岸に渡り外から見学してみた。ここも福沢諭吉の養子、福沢桃介が大活躍した木曽谷電源開発のうちの一つである。 で、名前が「読書発電所」なので、ここで読書をしたら面白いのではないかとネタを思いついた。ほんとうの読み方は「よみかき」なんですけどね。 とりあえず、新しい紙の本とキンドル本をダウンロードしたタブレットを持って出発だ。ルートはいつもの東海環状~中央道中津川、そこから国道19というワンパターンルートだ。というか高速を使うとそれしか選択肢がなくなる。下道であれば国道366、もしくは国道153清内路峠越えを選べるのだが。 2時間かからず読書発電所に到着。早速読書タイムだ。 ついに実現!読書で読書 読書する気マンマンでやってきたのはいいが、座って読書するための折り畳みイスを忘れてしまった、よって今回は立ち読みとなる。 まずは筆者がいつもお世話になっている出版社パブリブの最新刊『超高層ビビル5 韓国編』だ。30年前のソウルしか知らない筆者はここまで開発が進んだかとびっくりしてしまった。 こちらの『超高層ビビル5 韓国編』はどちらかというと写真集に近い作りなので気楽に読んで、また、大判なので表紙を見せて本棚のインテリアとしても最適だ、5となっているとおり、過去に日本や海外の高層建築を扱ったシリーズ作品がある。     発電所なので発電を試みる そしてもう一つのネタを仕込んだタブレットを取り出しキンドル本を読む。宇納鴻一郎の『ためいき』だ。「わたし、今年入社したばかりのOLなんです……」といったような女性視点の独特な文体で一世を風靡した官能小説家の作品である。筆者が高校生のころ 富島 健夫や川上宋薫とともに官能小説を連発していた大御所だ、しかも東大文学部、芥川賞受賞とスゴい作家なのだ。 ところがあまりにも昭和の描写で、少しもピクンと来ない。まぁ今更こんなんで抜ける方がどうかしてると思うほど時代は変わってしまった。かといって萌え絵が表紙の最新エロ小説を落としてみたのだがこれもピクンとも来ない、人生の黄昏を感じてしまった。 というわけで発電は不発に終わり、この企画は失敗。イケアの手回し電灯もってくれ

西日本ツーリング15日目 山口県萩市から島根県松江市へ

萩といえば津和野 そういえば昔、萩~津和野ツアーが人気だった時代があった。70年代終わりぐらいのことだ。アンノン族といって今でいうスイーツ(笑)みたいなのがこういった古い城下町を席巻した時代があったのだ。アンノン族というのは当時人気のあった女性誌「an.an」と「non-no」でこういった古い街の旅行特集が組まれ、女性の個人旅行が大流行りしたのだ。その様子はさだまさしの『絵はがき坂』の一節にも歌われるほどであった。でも「an.an」と「non-no」って読者層がかなり異なるはずで、当時「an.an」はアーリーアダプター向け、「non-no」はマジョリティ向けで、一緒くたにアンノン族とまとめられてもおかしな話になり、実態はよく見えてなかったのではないだろうか?出版不況の今もこの両雑誌が発行中なのもすごいことであるが。 飛騨高山のようにいまだに勢いの衰えない街もあれば、萩のようにオワコンとなった街もあり、こういったブームはいろいろ影響を残すこともある。 ヨタ話はこれくらいにして、萩に寄ったので本日最初の訪問先は津和野に行くことにした。   佐々木小次郎の墓 津和野へ行くのにナビが県道にショートカット、偶然であるが、宮本武蔵との決闘で有名な剣豪佐々木小次郎の墓があるところを通過、観ることにする。 田んぼの奥の山の中を数百メートル進みひっそりと祀られていた。この周辺は隠れキリシタンの里だったらしく、来る途中にもそういった遺跡の標識が出ており、この佐々木小次郎の墓のすぐ横にも隠れキリシタンの墓がある。また佐々木小次郎の嫁がキリシタンであったということが碑に書いてある。バイクに戻る際、泥で足をすくわれ思いっきりズッコケてしまい、左のひじを痛めてしまった。幸いにも手首でなかったので救われた、また舟状骨を折ったら家に帰れないことになってしまう。 津和野 山陰の小京都、津和野に到着。雨がひどく歩き回る気にもなれない。バイクでぐるっと様子を見たが、もはや停車もしたくないほどの雨だ。とりあえず駅前で雨宿りを兼ねた休憩をする。お土産屋は営業しているのだが駅前の商店街の普通の店はやっているのか閉まっているのかわからない状態だ。少し離れた山の上の神社に上り、津和野全景を見下ろしてみる。   糞みたいな雨の中、浜田で昼食 初めて耳にする名前の街、島根県浜田市。昼飯時にちょうど通過となっ

西日本ツーリング14日目 福岡県福岡市から山口県萩市へ

バイパスから見える八幡製鉄所は圧巻 本日も快晴であるが天気は下り坂に向かうと天気予報は言っている。ゲストハウスを出て駐輪場に向かう。博多駅すぐ横の人通りの多い野外駐輪場なのでイタズラが心配だ。幸いなにもなく、隣には何もなかったかのように荷物満載のBMWのアドベンチャーバイクが駐輪していた。修羅の国福岡とネタにされるが意外と安全だ。   今日は本州に戻る予定なので北九州へ、3号線バイパス高架から八幡製鉄所が見える、地元愛知の新日鉄工場より大きい、明治時代の富国強兵をささえただけのことはある。製鉄所の反対側は小高い山が連なる、平野部ばかりかと思っていたが、神戸のような景色だ。 寂れた枝光商店街を散策 信号待ちでふと横の路地に目をやると、古臭い店が並ぶ一角を発見、吸い寄せられるように左折した。もはや条件反射といえる。 歩道にアーケードが張り出たローカルの商店街で廃業店舗も何軒かあるが、地元のお年寄りで活気があるので崩壊はかなり先であろう。 関門トンネルを渡る 昨年閉鎖となったスペースワールド跡地のシンボル、スペースシャトルを過ぎれば九州の玄関口、門司港である。古いレンガ造りの建物などリノベーションしてキレイにしてあるのだが、いまひとつ筆者には響かない、レトロ横丁なる商店街にも寄ってみたのだが、先ほどの枝光商店街の魅力には及ばない。 関門トンネルで通行量を払い、ついに本州へ。下関の市街地を避け日本海側へと進む   バイク乗りに人気、角島大橋へ 日本海側の漁師町が点在する国道191を快走、昼飯時なので定食屋を探すが、毎度の田舎道、定食屋が、見当たらない。何度も今回のツーリングで遭遇した昼間の食糧難だ。峠に営業車が多く風車している食堂があったのでここで昼食だ。こういう場合、すぐに決めないと次の食堂がいつ現れるかわからないため、早めに休憩したほうが良い。刺身定食を注文、ネタはアジの刺身であった、激安価格に納得。     そして、ベタではあるが有名スポット角島大橋に到着、筆者と同じ愛知県は豊橋から来たというオフ車乗りとしばらく情報交換などする。 詩人金子みすゞの仙崎 仙崎という古びた街に到着、こういうところにはスバラしい商店街があるのが定番なので探検してみる。そこらじゅうに「金子みすゞ」の標識やら看板がある、全く知らなかったのだが、どうやら生誕地のようだ。商