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キャブ調整もバッチリなのにガス欠症状になるリトルカブ

レストア完成したのでテスト走行に出る

腐ったパーツを変え、町内1周テストも万全、キレイに吹け上がりエンジンは絶好調である。町内1周テストの次は通勤テストである、片道30㎞の事務所までのプチツーリングをテストとする。

幹線道路も流れに乗れ調子がいいと思っていたが15㎞ぐらいのところでゴボゴボいいながら止まるガス欠のような症状が発生した。当然昨日入れたばかりのガソリンは満タンだ、何度キックをしても不動のため、チョークを引くと始動。数㎞ごとにストール~チョーク始動をくりかえすこととなった。ここで気づいたことは信号停止でストールしそうになるときチョークを引けばとりあえず止まらないということであった、これは以前キャブのMINI1000に乗っていた時に経験した夏場のパーコレーションとそっくりの現象だ。

キャブ調整沼にはまる

パーコレーションということは燃料が薄いということだが、エンジンが十分熱くなっても最初の30分ぐらいは普通に走る、ためしにキャブのフロート室を触ってもたいして熱くはなっていない。燃料タンクのゴミがジェットに詰まるからだろうかとも考えた。

そこでとりあえずキャブを外し洗浄することにした。

ごらんのとおりストレーナーもフロート内部もすごくキレイで整備の必要はないほどだ。念のためにキャブクリーナーで洗浄し、組付け直してみた。

もう一度通勤テストをしてみたが症状は全く変わらず、もう一度キャブをばらしてみるが全く見当もつかず途方に暮れる。

原因は新品燃料キャップ

とりあえずは走れるので近所の足にしていたが、ある時症状が出てストール。このときはガス欠の疑いもあったので燃料キャップを開けてタンク内を確認、キャップを開けたままエンジンをかけるとあっさりと始動。新品なら大丈夫だと信じ切っていたため燃料キャップの穴詰まりは想定外であった。

穴を詰まらせていたのは傷防止のエナメル塗膜のカス。エナメル塗膜をはがしたはいいが燃料キャップ裏側に回っている部分はキレイにはがしきれずカスが残っていたのだ。それが空気穴のあたりだったので詰まりを起こして燃料供給がとまりストールというしょーもない原因であった。

カスを取り除いた後は徐々に穴が広がり今は問題なく使えている。

古いキャブ車を飼っているならとりあえずガレージに一本おいておきたいところ