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10年ぶり開田高原ツーリング

今回涼みにいくのは開田高原

本当に連日クソ暑い。そうはいっても毎日信州や飛騨に行くわけにもいかず、近所のIKEAに涼みに行ったりしているのだが、夏休みということもあって人が多すぎ!やはり筆者は人込みがダメなので静かなところに行くことにしよう。

というわけで信州は御岳のふもと、開田高原に行くことにした。開田高原はリッターバイクに乗っていたころよく行った場所だ。19号からはアプローチするのもいいし、41号の飛騨小坂や久々野からアプローチするのもいい。今回は久しぶりということもあり最短の19号アプローチとする。とりあえず中津川までは中央道でワープ。

野尻で道草

19号沿いの木曽谷はかつての中山道、かつて宿場町であったそれぞれの集落では中山道をネタに町おこしをしている。そのひとつ野尻に寄ってみた。ほんとうは阿寺渓谷を観ようと思ったのだが、夏休みの車両規制中でいけなかったので野尻の集落見物となったのだ。

写真を撮っていると日本碍子にいたという地元の爺さんが話しかけてきた。

 

伝説のかけはし食堂、跡地偵察

かつて木曽福島手前に「かけはし食堂」という謎のカレー屋があったのをご存じだろうか?ボロボロの外壁に手書きの下手くそなCURRYの字で来る者を拒んでいる外観の店だ。当時のmixiやブログの記事からすると、偏屈な爺さんが自作アートやいろいろなスローガンを店に飾り、場合によっては説教されるというとても楽しそうな店であったらしい。らしいというのは、通りすがるたびに営業しているのかも不明のため、ついに立ち寄ることができなかったのだ。バイパス開通で店の前の交通量がなくなり、ずいぶん前に店をたたんだようで、残念だ。

それで、そのかけはし食堂の跡地を見てきた。外から偵察する限り建物の中は整理されており、人が住んでいるようだ。例の標語も壁に多数張られており、主は食堂はたたんだがこちらにまだお住いのようだ。

 

御岳大パノラマ

木曽福島手前、三岳のほうからアプローチする。長野県道20で標高を上げていくが道路も整備され快走ルートだ。ところどころで御岳の絶景が楽しめる。本日は多少雲はあるものの快晴で雄大な御嶽の姿を見ることができた。

九蔵峠の展望台は有名スポットであるが、その手前西野のカーブを周った先も御嶽ビューポイントだ。

ソバの花が満開なので、あとひと月もすれば収穫の季節となる。

木曽福島で昼飯

木曽福島まで降りてきたが木曽大橋の手前で旧道に入ってみる。とてもかわいらしい小さな鉄橋があったので記念撮影。

そのまま市街地に向け進むと、かなり古い建物が登場。古い小学校課と思いきや、昔の森林事務所だそうな。当時のアールデコ様式のままいろいろな装飾が残されており一見の価値はある施設だ。

というわけで昼飯どきになったのだが、河岸段丘の街なので地理の把握が難しい。しかたないので通りの喫茶店で昼食とした。爺さん一人でやっているらしく、大変そうだが、80年代で時間停止した店の雰囲気は都心部ではなかなか味わえない。なんと21世紀に店のマッチがあったのでいただいてきた。昔はショップカード代わりにオリジナルマッチを宣伝媒体にしていたのだ。

坂折棚田に再訪

もう19号を戻るだけなのだが、三留野にいつも気になる巨大な吊り橋があるので見ることにする。橋梁はみるからに古そうだ。19号の反対岸にわたり説明書きを読んでみる。この橋、福沢諭吉のムコ養子福沢桃介が作ったので桃介橋という。株で大もうけした後、大同電力を起こし木曽川の水力発電をはじめ、当時、電力王と呼ばれた人物だ。木造のトラス構造ということで非常に珍しいタイプの吊り橋である。トラス構造で頑丈にできているため、揺れは少ないので吊り橋効果はあまり期待できそうにない(笑)。

その足で先日訪れた坂折棚田に再訪。時間が遅かったのでアレだったが、理事の方がいて貴重な棚田のお話を伺うことができた。