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山谷ドヤ街~吉原ソープ街、スカイツリーで締め

またもや東京出張へ、どこへ行くか

最近、ほぼ2週間に一度東京へお上りさんをしている。趣味で見ていた中国ドラマの本を出したので、その絡みでの出張だ。

なかなか東京の地理が頭に入らず、毎回空いた時間にどこを周るか考え込んでしまう。今回も何も考えもないまま夜行バスの人となった。バスの中で調べればいいじゃん、と思われる方がいるかもしれないが、とてもじゃないがあの環境で調べものをする気にはならない。新幹線と違い上下の揺れがすごいのだ(笑)。また一般道を走っているときの交差点などロールもすごく、画面を見ていると車酔いになってしまいすぐに画面を閉じたくなる。

あこがれの地、山谷を探検

いつも心掛けていることなのだが、なるべく行ったことのない場所、見たことのない場所を砲門することを最優先に考えている。それを考えると広大な東京および周辺は筆者にとっては未開の地なので、楽しみも多い。

というわけで、今回は東京下町方面、日本の3大ドヤ街といわれた山谷を探検することにした。みなさんご存知の通り「山谷」という地名があるわけではなく日本堤一帯のエリアを旧地名「山谷」と呼んでいる。

東京駅より上野で常磐線に乗り換え南千住を目指す、常磐線に乗るのは高校の時以来だ。南千

住駅前のマクドでまずは腹ごしらえ、まだ午前7時前なので涼しく感じる。頼むから熱くならないで欲しい(笑)。全く知らなかったのだが南千住は鉄道の操車場になっており、陸橋からスティーブ・ライヒのアルバムジャケットみたいな光景が見られる。

泪橋の交差点まで来ると、ようやくドヤ街らしさが出てきた、拾ってきたような古着を売ってる店やら簡易宿泊所がちらほらと現れる。一本奥の筋に入ってみると簡易宿泊所が軒を連ね、本格的な雰囲気になってきたのだが、いかんせん人が少ない。ここにも高齢化の波が押し寄せているようだ。簡易宿泊所といっても1泊2500円前後なので、都内の他のエリアのおしゃれなゲストハウスとそんなに価格は変わらない。逆に少し高いぐらいだ。

 

伝統的建造物群保存地区 吉原

そして隣接する江戸時代より続くスケベ街吉原へ、午前中なので静かだ。朝から黒服さんが活躍する池袋北口とはえらい違い。老舗角海老を確認。

どうしても遠くに見えるスカイツリーに行ってみたくなり、バス停を探すため、また山谷の方に戻ってみる。途中、汚くて古い天婦羅屋があったのだが、店構えだけでわかる、たぶん名店。午前9時近くになり、かなり暑くなってきた。早くクーラーの効いたバスに乗り涼みたい。

お上りさん定番の地、浅草寺

スカイツリーを目指しバスに乗ったのだが、路線がよくわからない。日本のバスの時刻表は同系統の路線は同じ時刻表に掲載されているのでよく間違える。ここは路線ごとに時刻表が分かれている中国式を見習ってほしいものだ。

半分訳も分からずスカイツリー方面に行くと思われるバスに乗車。やはりどうも様子がおかしい、スカイツリーとは反対の方向に行きだした。まずいと思い下車。降りたところが浅草寺の近く。ついでなので東京の名所浅草寺を見ていくことにする。

さすがに東京を代表する観光地とあって世界中から来た外国人旅行者が多い。しかし、暑すぎる。日陰で少し休んでみたが、周りにクーラーの効いた建物はない。スカイツリーに早く行ってのんびりしたい。

そういえばテロ対策のためだと思うが、都内の駅や公共施設のベンチがなくなっている。なので駅でしばらく時間を潰すとかできないので困ったものだ。

そしてスカイツリーに上ってみた

ショッピングセンターのソラマチを見て回るが正直つまらない。展望台に上がるのに2000円かかるのか。30分ほど迷ったが、次いつ来れるかわからないので、上ってみることにした。バカと煙は高いところに行くのだ(笑)。

切符を買ってエレベーターにされ、一気に展望台へ。外が全く見えないエレベーターだ。ほぼ真下の街の風景がデジカメのジオラマモードのように見える。

本日は暑いながらも雲が少なく遠くまで見渡せる視界の良さ、関東平野というか東京のどこまでも切れ目なく街が続く様を堪能できる。一度上海タワーに上り比較してみたいものだ。

1時間ほど展望台に滞在し、打ち合わせのため新橋へ向かう。浅草線に乗るのだが、切符を買っていたら英語のできる中国人に話しかけられ券売機の使い方をレクチャーした。

打ち合わせの時「山谷に行ってきたんですよ」と話したら、この臭い時期にわざわざ行かなくてもと言われてしまった(笑)。でも池袋北口の方が強烈に臭かったよ。