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ヤマハギアで九州から帰る

早朝大阪南港着、暗峠へ 通勤ラッシュを避け午前6時着のフェリーに搭乗したのだが、大阪市内で朝食タイムを取ろうにもコンビニかファストフード系しか営業していない。初日に続きまたしても大阪グルメにありつけずマクドでお茶を濁す。 ほぼ初日と同じルートを逆走 帰り道は酷道マニアの定番メニュー大阪奈良県境をまたぐ国道308暗峠を攻めることを決めていた。マクドで腹ごしらえした後、googleマップに従い近鉄駅の側道から国道308に入る、近鉄線より西のふもとの住宅街もかなりの傾斜地である。コンクリ石畳を延々と登っていく、youtubeにいろんな人が上げた動画で見覚えのある急坂を時速20㎞/h以下で登っていく。キャンプ道具を満載しているので状況的にはかなり不利である。ついにはメーター読み時速10km/h以下に速度が落ちるが、実のところほぼ徒歩と変わらない速度である。最大傾斜区間ではついに人間アシストに頼ることとなる、足で蹴りながらしかバイクが進まないのだ。完全停止にはならなかったがやはり噂どうりの暗峠であった。 暗峠の石碑 攻略記念の一枚 あとは東へ進むだけ   暗峠を攻略したものの峠から下る人の頭ほどもある大きな石を敷いた石畳の衝撃でフロントサスペンションが完全に死んだようだ、少しの衝撃でコツコツ音が出るほどになった。 わき道にそれ宝山寺の参道を覗く、そのまま宝山寺駅へ降り奈良市を迂回して木津川に向かう。行きと道が全く同じなのでとてもつまらないが、途中木津川の沈下橋を渡ったりした。 頭の中は本日の昼食をどうするかでグルグル計算中である、結局昼ぐらいに通過する四日市で名物トンテキを食することにする。どうやら来来憲というところが元祖であるらしく何店舗かあるらしい。国道1号沿いの謎の航空機を見た後、同じく国道1号沿いにある自由が丘店に訪問するが定休日であった、大阪ナンバーの二人組ライダーも定休日の表示にがっくり来ていた。四日市市内の来来憲は営業しているようなので松本店を訪問する。関西から来たライダー集団もいてガッツリいきたいバイク乗りには有名な店のようだ。定番のトンテキ定食を注文し画像を嫁に送り悔しがらせる。 人気のない宝山寺参道 謎の飛行機に大接近 来来憲松本店に訪問、のれん分けのようだ 四日市名物トンテキ、油まみれだが意外とアッサリしていた このままいつもの道を自宅に向けて進み15時

ヤマハギアで阿蘇山周遊

阿蘇パノラマラインを走る 早朝、もう一人のキャンプ客のバイクの音で目が覚める、夜中に雨が降ったようでテントを干しながら撤収作業をし、午前7時出発、ところがキャンプ場からすぐ先の阿蘇パノラマラインのゲートは7:30解放なのでいったん麓に下りコンビニ朝食タイムとする。本日の走行予定距離は新門司までの150kmなのでゆっくり景色を堪能できるはずだ。 この日の予定ルート ほぼ貸し切れのキャンプ場であった、料金は1000円 再び阿蘇パノラマラインに登る、昨夜は暗くて見えなかったがふもとの町からも雄大な阿蘇の景色が拝める。ゆっくりのスピードで登りながらライダーの聖地草千里へ到達する。まだ朝早いのでお土産屋も準備前で人の存在はない。ごくわずかの観光客のクルマとバイクが通るだけである。火口まで行くが火口道路も散策路も閉鎖されておりそのまままた草千里に引き返す。 パノラマライン、牧草地を登っていく 反対側に目を向けると外輪山の光景   雲が出ていてダイナミックな景色である   草千里 草千里から火口方面を臨む   外輪山の大観峰へ 名残惜しいが草千里と別れパノラマラインを下る、   国道57から212に進み外輪山を登っていきます。通称ミルクロードと呼ばれる県道45に折れ大観峰へ、平日というのに結構な人出である。売店のある所から展望ポイントまで散策をする。眼下には外輪山に囲まれた阿蘇の街が広がり正面には雄大な阿蘇山を目にする。暑くなったので売店でソフトクリームを買い食いする。 外輪山に囲まれた街を見下ろす 反対側に見えるのは九重連山である   ミルクロードの名の通り周辺は九州有数の酪農地帯である 九州独自?温泉初体験 国道212を進み小国町のあたりで温泉地の看板が増えてくるのだが、「はげの湯温泉」というのを見かけて国道387に折れる、気になりだしたら止まらないのだ。ハゲに効くのだろうか、この目で見てみようとはげの湯温泉に向かう。国道から広域農道のような快走路に変わり標識を発見する。狭い道を入っていくとそこら中から湯けむりが出ているうえに24時間営業の家族風呂とかもある、少し道に迷ったがはげの湯温泉くぬぎ湯に到着、早速受付をする。 ここに入ればフサフサというわけではない ラブホのパネルみたいだ、部屋を選ぶ お湯は温泉を自分で流し込む サービスで温泉たまごをいただきました。地獄蒸しという持

ヤマハギアで四国ツーリング しまなみ編

25年ぶりに四国上陸 大昔、勤め先の社員旅行で今は亡き香川県のレオマワールド訪問以来の四国上陸である。ちなみに社員旅行に行った2,3年後にレオマワールドは消滅した。 午前4時半起床、朝風呂を浴びる。定刻どおり東予港に到着、しまなみ海道に向かうべく今治に向け走り出す。今回もう一つ大きな忘れ物をした、スマホ充電用のモバイルバッテリーを家に置いてきてしまったのだ、一晩でバッテリーゼロになったスマホをバイクのUSB充電で何とかするしかない。 この日のルート これから四国上陸である、天気はよさそうで一安心 ついにやってきた、しまなみ海道 このまましまなみ海道で尾道まで渡り、とびしま海道で戻ってくるというプランも考えたが、いろいろつまみ食いする欲張りプランで各所を周ることを優先したので、さわりだけ堪能することにした。来島海峡大橋を渡り次の大島で折り返すことにする、橋はかなりの高度で絶景である、通勤時間帯なので島からの通勤者のバイクが猛スピードですれ違う。大島に下り透明度の高い海辺を少し歩く。吉海の道の駅に寄るが早朝なので野宿者しかいなかった。ここから折り返し料金所のエレベーターで馬島に下りる。透き通った海で釣りをする地元民を見てまた忘れ物を思い出してしまった、それは釣り道具である。 来島海峡大橋から見える展望台らしきところに行くことにする、糸山展望台というそうだ。駐車場にバイクを止め石を積み上げただけの階段を登って行く、すでに日は昇りかなりの気温であるため息切れを起こす。展望台の景色は瀬戸内海を一望し絶景である、スマホで写真を撮っていると突然画面が落ち動かなくなってしまった。フェリー下船以来ずっとUSB充電していたので確かにバッテリーは少なかったが落ちるほどではないはずだ。 大島、道の駅より来島海峡大橋を臨む スマホ死亡 充電できていると思っていたがどうやらバイクのUSB充電がダメみたいだ、アクションカムには充電できるのでライトニングケーブルに問題があるのだろう。コンビニで朝食を買うついでにライトニングケーブルを購入、100円ショップで買えるものを10倍以上の金額をだして痛い出費だ。ケーブルを変えると充電が始まったのでやはりコネクタの断線か何かであったのだろう。充電はするのだが、ナビを使っているので40%ぐらいで止まったままだ 四国最西端の佐田岬を目指し松山~松前町と国道56を

ヤマハギアで四国ツーリングに出発

聖地しまなみ海道を目指す 8月後半の夏休みに四国一周を計画。計画といっても大した計画はない、行く方面だけ適当に決めるだけである、とりあえずは自転車、原付の聖地しまなみ海道を目指し、高知方面を廻って帰るつもりである。潮岬、鳥取砂丘と弾丸ツーリングを短期間に実施し色々な人に呆れられるが、中国大陸一人旅に比べれば国内バイクツーリングの難易度はいくら原付キャンプツーリングといえども余裕である。自分が若いころに比べれば日本中いたるところで道路整備され、本州であれば30㎞も走れば24時間営業のコンビニを見つけることも可能だ。いまや高規格国道となっている信州や紀伊半島の山間部の国道が,かつては簡易舗装に毛の生えたような出来だったのは90年代初頭までの光景だ。 まずはフェリー乗り場の大阪南港へ 距離は短いが走ったことのない大阪市内が心配である フェリーの出航時間は決まっているのでそれに間に合えばいい、ということで早起き出発しなくてよいので普段通りの起床時間で、そこから準備を始める。ところが準備不足がたたり色々な忘れ物が発生、後ほど色々面倒なこととなる。 普段の通勤時刻より少し遅れて出発、天気はよさそうだがかなり暑くなりそうだ。日曜日なので名古屋市内の交通量は少ない、国道1号線を桑名~四日市へと進む。とにかく暑いので自転車ロードレースの選手のように水分を補給しながら四日市の渋滞に突入。四日市を過ぎれば交通量は少なくなり、鈴鹿~亀山の国1バイパスを快走し、道の駅関宿でいったん休憩をとるが走っている方が涼しいので休みはそこそこに先へと進む。 古い宿場町がある関、気候のよいときに散策に訪れたい 京都南部をかすめ平城京へ 関宿先の交差点を左折し国道25の旧道へ入る、今年すでに2回通っているので、いつもの道といってよいであろう、過去、毎回雨に当たった加太あたりの鉄道と清流が交差する景色は天気が良ければいい感じだ。このまま伊賀上野を越え国道163に変わる大和街道を突き進み京都府南部に入る。南山城村の真新しい道の駅で休憩する、正午近いので駐車場は盛況だ、地元ナンバーのライダーも多い。アイスを買い食いしイートインコーナーで弁当を買い昼食とする。お土産を買いたかったがツーリング初日なので泣く泣くあきらめる。 こちらの道の駅、今年出来たばかりのようだ。道路向かいには谷をまたぐ見上げるような高さの関西本線

ヤマハギアで愛知から鳥取砂丘まで行きました(後編)

鳥取砂丘を手持ちジンバルで撮影する 午前5時起床、スマホ用ジンバルを持ってきたのでアクションカムをセットして鳥取砂丘を撮影してみる。中華メーカーZhiyunのSmoothQを持ってうろつく、せっかく買ったジンバルだが走りっぱなしのツーリングでは使うチャンスもそうそう見つからない。元を取るには使い倒すという考えなので絵になるネタを何とか見つけたいものだ。テントに戻り撤収の準備を始めるが、大阪から来られたVT750ライダーと30分ほど話し込む、この片付け会話は恒例となりつつある。 原付にしてから荷物が減り設営も撤収も素早くなった、理由は調理機材を一切持たなくなったからだ。また旅のスタイルが変わればコッヘルやストーブなど持ち歩くかも知れないが、どこへ行ってもコンビニがあり食事には不自由しない世の中になり、またなるべく地元グルメを堪能したい身にとってしばらくは身軽に旅をしたいと思う。 復路ルートプラン、とにかく日本海の海岸線をトレースして戻る 夜明けの鳥取砂丘 日本海側の景色を堪能 岩美町まで戻るが海岸沿いの国道178で東を目指す、入り組んだ海岸を眼下に見下ろし登りは時速30㎞/h以下になりながらいくつもの漁港を結ぶ峠を越えていく。標識によるとこの国道は別名但馬漁火ラインというらしい、夜は漁船の明かりで日本海が星空のようになるのであろう。 絶景の但馬漁火ライン、これが数十キロ続く 天空の駅あまるべ かつて鉄骨トラス構造の鉄橋が空高く湾をまたぎ鉄道ファンには有名であった餘部駅であるが、さすがに明治時代の鉄橋の限界がきて新しい橋に付け替えられていた。現在は道の駅になっておりここで少し休憩する。餘部からは香住に進みやっとコンビニを発見、コーヒーと総菜パンで朝食とする。この先国道178は豊岡まで内陸部へ進み、久美浜湾あたりからまた日本海沿いを走るルートとなる。 鉄オタが喜びそうな顔出し看板とかいろいろあった 架け替えられた橋、味気ないとはいえ安全のためだ、仕方ない 再び日本海側を快走 古い民家が多数残る網野を過ぎ、間人の道の駅で休憩する。子供がまだ幼稚園児ぐらいの頃ファミリーキャンプに来た思い出の地だ。キャンプ場はいつしか全く別の場所に移転していた。ここから航空自衛隊のレーダーサイトを左手に見ながら、映画『喜びも悲しみも幾年月』の舞台となった経ヶ崎灯台を過ぎれば有名な舟屋群のある伊

ヤマハギアで愛知から鳥取砂丘まで行きました(前編)

再び50cc原付長距離ツーリングに挑戦 たまたま連休が取れたので、未踏破の山陰地方に突撃してみました。連休といっても1泊2日の強行軍です、おそらくはずっと走りっぱなしになるでしょう。GNやYBRなどの125cc原2が流行り原付ツーリングといえば原2が過半数を超える昨今ですが、自分のヤマハギアは50cc、正統派原付ツーリングとなります。今回はスマホホルダーを準備、今までは位置確認にしか使えなかったスマホをナビ代わりにどこまで使えるか試してみます。また、bluetoothのヘッドセットも購入、バイク用品浦島太郎状態から徐々に社会復帰の最中である。 往路ルートプラン 鳥取まで片道400㎞ 午前3時半起床、そそくさと真っ暗な中を出発する、新たに購入したBluetoothヘッドセットでスマホのspotfyを鳴らす。弥冨付近で夜が明けてきた、天気はよさそうだが暑くなりそうだ。ところが亀山を越えた関宿あたりでゲリラ豪雨に遭遇、コンビニに避難を余儀なくされる。これから出勤であろうお弁当を買うブラジル人労働者だらけのなか、コンビニ朝食タイムとする。 合羽を着ると雨が止む バイク乗りがよく言うジンクスだ、このとおり合羽を着てコンビニを出発したものの10㎞ほど移動したらドピーカンとなった。日差しで暑いが合羽が乾くまでそのまま伊賀上野を疾走する。自分の合羽はヤマハの浸透素材のものなのでまだ救われるが、安物合羽であればムレて自分自身が生乾きのゾーキンとなってしまうのでここはお金をかけたいところだ。伊賀上野から信楽方面へ転進、名物たぬきの置物を売っている店を横目に快走ルートを進む、ダム湖を過ぎ宇治市内へ入る、時間があれば平等院観光でもしたいところであるが、ここは我慢。まだ開店していない土産物屋の看板だけ見て観光気分を味わったつもりになる。宇治川沿いに京都方面へ進む、もともと夏は地獄の京都であるがすでにかなりの暑さとなっている、信号停止するたびにめまいを起こしそうだ。長岡京で給油したついでにどうにも我慢できずコンビニでアイス2本を食す。人間の体は少し冷えたがスマホが熱暴走をはじめまったくの役立たずとなってしまう。ここからはしばらく標識を頼りに進むしかなさそうだ。防水型のスマホホルダーはどうしても熱がこもるので仕方ないのかもしれない。 信楽付近の農地で発見、スポーツしたり演奏したりの色々なカカシ

ヤマハギアにMTBを積載して裏山に行きました

長年トレラン、ハイカー、MTB、バイク、四駆とそれぞれの遊び場を尊重しながら旧満州帝国のように五族協和を実現してきた猿投、久々に遊びに行きました。 7月初旬、梅雨まっただなか、天気が崩れそうなのでスラムパークはやめて我が家の裏山である猿投方面へMTBライドに行きました。自走で行けなくはないが一山越えるのでヤマハギアに積載して八草側からアプローチします。 広幡の集落を過ぎ各方面には有名すぎる広見 林道の入り口まで登っていく。今日の人出はそこそこな感じだ、林道入り口の広場にバイクを止めMTBを組み立てる。曇ってはいるが湿度が高くバイクを準備するうちから大汗となり先が思いやられる。とはいえ専用ウェアはそれなり考えてあり、ブワっと汗が噴き出ても乾きが早いため暑苦しいながらも不快感はこれがGパンTシャツに比較すれば天国である、こういった部分で体力の消耗を防ぐことができるので専用ウェアはお勧めである。 若いころはすべて乗車でこの林道を登って行けたが今となっては最初から押し上げである。いずれにせよ路面崩壊が進みかつて乗車できたとしても、現在は物理的に乗車不可能な状態になっている崩落個所が多数ある。自分が子供の頃はこの林道はただの未舗装路であった、当時ラビットスクーターで父とタンデムで通った記憶がある。ところが現在は崩落が5m以上進んでいる個所もありその廃道具合は多くの方々がブログや動画サイトに紹介するほどになった。 途中で猿投名物ジムニー渋滞に遭遇した、どうやらロックセクション攻略中に立ち往生したみたいだ。ここでハマるのはまだ通い始めたばかりのドライバーであろうか、この先もっと恐ろしい壁があるのに心配になる。 押し上げしながら30分、ようやく峠までたどり着く、ここで息を整え体を冷やすために30分ほど休憩する。さすがに暑いのでMTBは少ない、ハイカーも見かけない。MTBの3人組が登ってきたがそのまま広見林道を神社方面へ下って行った。 息も落ち着いたのでプロテクター類を装備し出発する、峠の南側からバイクを止めたあたりにつながるトレイルを走る。はじめのうちは急坂に加えところどころ登り返しがあるので、ずっと乗車できていれば面白いであろうがどうしても足つきか降車となってしまう。途中どこから登ってきたのかトライアルバイクの集団と狭い尾根筋で離合する。まったくの練習不足で思うようにライドできな