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嫁のリトルカブでブラジル料理を求め太田宿から桃太郎神社

バッテリー上がり防止のためカブを動かす

ほぼ1か月放置の嫁のカブ、冬場の寒さで乗る気もないようで、このまま放っておくとバッテリー上がり、キャブ不調になるのは確実なので少し動かすことにした。「動かしてきて」と半分命令のようなお願いもされてしまい困惑。ただ、ほんの数キロのチョイ乗りではバッテリー充電はされないので少し遠出になる距離で動かしてみる。

予報によれば本日の最高気温は10℃、防寒グッズは先日アマゾンで間違えて買ったハンカバを装着。足元はブーツ、首元にフリースのネックカバーで端から入る冷風をカットする算段をとる。ウェアは合繊起毛ベースレイヤーの上に厚手のシャツとウルトラライトダウン、そしていつものベルスタッフもどきをシェルにする。ボトムはベースレイヤーの上にハルビン氷祭りに持って行った冬用トレッキングパンツとなる。

先日のウインカー交換の際、ショートさせたようでUSB電源がぶっ壊れたようだ。仕方なくバッグにモバイルバッテリーを忍ばせる。またレッグシールドを装着し直した際の不手際でスマホホルダーがどうも不安定だが無視して出発する。

ブラジル料理を求め可児方面の南米コミュニティへ

行くアテはないといっても大まかな目的地の設定は必要である、人混み、渋滞、寒さは勘弁願いたいので、久々に平地の可児方面に行ってみようと思いいろいろ調べる。そういえば各務原~可児にかけてブラジル人が多いことを思い出し、ブラジル料理の店はないかと調べ、旨そうなブラジルハンバーガーの写真とともに検索1位に出てきた 「Mistura Brasileira」 なるレストランを目的地とする。

瀬戸市よりR248をひたすら北上する、多治見の橋ですこし渋滞となったがR248バイパスに抜けてからはクルマも少なく快走となる。少し寒気は感じるが先日の小原~おばあちゃん市の寒さと比べたら天国である。

木曽川を渡りR21へ左折、そのまま西へ進む、美濃太田に差し掛かったところ、一本南側に旧街道があるのを発見、少し覗いたものの昼食後にゆっくり見ようと思いブラジル料理を目指す。

ところがである、目的地の住所に来たものの「Mistura Brasileira」なる店は見当たらない、居抜きの店舗跡にカトリック教会やら会社やらブラジル関係の施設が入居しているのだがレストランはないようだ。ちょうど駐車場にいた日本語がまだ不自由なブラジル人に尋ねたところ、もう潰れてしまったとのことであった、残念無念。

ブラジル料理はあきらめ美濃太田駅前に戻り、ローカルの定食屋を探すがどこも日曜定休である、仕方ないのでR41交差点のガストで昼食となる。ここまで来てガストか(笑)

ここを目指したつもりだったのだが

何もなかった

ガストのミックスグリルで我慢する。定食で¥1200になった、値上がりした?

中山道太田宿をさまよう

前述したとおり美濃太田のR21一本南側は旧街道の街並みが少し残っているので、少し見学する。完全に残っているわけでもなく、リノベーションができているわけでもなく、中途半端な感じがする太田宿である、観光客はほとんどいない。まぁ自分にはこれぐらいのところが心地よいのだが、町おこしという意味ではかなりの苦戦といえよう。おみやげは何かないかと嫁からLINEが入ったが、この街道の名物といえば鮎の甘露煮ぐらいだろうか。太田宿本陣で休憩し木曽川堤防に出てみる。

カブで徘徊していると突然コーヒーを炒るいい匂いがしてきたので、匂いの元を探す。こういう気づきはバイクツーリングならではのこと、2往復ぐらいして目立たない看板の自家焙煎喫茶にやっと気づく、ブラジル料理に裏切られたし、せっかくなのでお邪魔することにした。

先日の大ナゴヤツアーズで覚えた通り店の顔であるブレンドを注文、今風のスッキリした味わいのブレンドである。カウンターの中ではオーナーがハンドピック作業をしているが、日本酒で言うと大吟醸でコメを砥ぎまくるようなことであろう、雑味がなくスッキリした味を導き出すにはやはりこういった地道な作業が不可欠なのかと認識した次第である。今度自分で手網焙煎した際にやってみようと思う。

太田宿本陣にて記念撮影

木曽川堤防には魚の形の車止め

資料館

こちらのお宅も古そうだ

川魚専門店

自家焙煎コクウ珈琲にて一休み

ブレンド¥450、おつまみにチョコ

桃太郎神社で脱力

来た道をそのまま戻るのは能がないので桃太郎神社を見に行くことにする。先月参加した五色園の修復作業でペンキを塗った浅野祥雲作のコンクリート像が多数現存しているスポットだ。こちらも長年地元にいるのに一度も訪問したことのない場所である。

太田宿をあとにしR21で各務原方面へ、途中ガソリンを3ℓ補給し木曽川沿いを下る。鵜沼の新しい犬山橋を渡り愛知県犬山市の人となる。現在、古い方の犬山橋は鉄道のみの運用となったが20年ぐらい前まで車と鉄道が一緒に走る橋として有名であった。犬山遊園を左折し巷で噂の「パブレスト百万ドル」を横目に木曽川愛知県側を上流に向かって進む。紅葉シーズン終了のため道はガラ空きで快走となる。すぐに桃太郎神社に到着となった。桃太郎神社の前の木曽川河畔は公園となっており、キャンプ場もあるようだ。アクセスも分かりやすく遠方から愛知県にツーリングに来られた際に利用されるのはいかがだろうか。

ちょうどカカシのコンテストが開催中であったので癒されに見に行く、力作から手抜きまで十分脱力させてもらった。さすがに太田宿と違いこちらは家族連れやら若者の観光客が訪れているが、日も傾き始めた時間なので落ち着いて見学できる程度の人出である。五色園と並びこちらのコンクリート像も大竹敏之氏らが中心となって定期的に修復作業がなされ綺麗に整えられているので、まだ未訪問の方は一度立ち寄られてはいかがだろうか。

こちらは1位の力作

おなじみミニオンでも手抜きだとこうなる

今さら感

これはかわいい

桃太郎の新しい彼女(笑)

子供の守り神らしい

桃の形をくりぬいた珍しい鳥居

コンクリート像は度重なる修復活動によりきれいになった

尾張パークウェイを快走して帰宅

かつて有料道路だった尾張パークウェイに乗り入鹿池方面に進む、原付で物足りないがクルマも少ないので快走である。R19に接続する小牧東インター道路も最近無料開放になり名古屋東部~西三河から犬山方面への下道アクセスが格段に便利となった。途中、フルスロットルを試してみるが全くの快調である。

そのままR19バイパスを突っ切り旧R19から植物園のある玉野方面に出る。鹿乗橋から中水野に出るつもりであったが、道を間違え定光寺に出てしまい、そこから中水野を経由して帰宅となった。快調といえどさすがに愛岐道路から定光寺に上る坂は2速全開でも徐々に速度が落ちはじめ、石畳の部分はノロノロ運転となってしまった。

嫁のリトルカブでブラジル料理を求め、美濃太田宿~桃太郎神社、ショートツーリング