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ヤマハギア(UA06J)にハイスピードプーリーを組み込みました

キタコパワードライブキット、そしてRKゲイツ強化ベルト

2か月ほど前にウェイトローラーを交換したヤマハギア(UA06J)であるが、そのころ買って放置していたハイスピードプーリーと強化ベルトを組み込むことにした。ヤマハギア用とうたっている製品はなく、4stビーノジョグ用の製品が装着可能であると調べてわかったのでアマゾンで買っておいたものだ。

クランクケースの大きさというか長さが違うため、ベルトはビーノジョグ系のものは使えない、純正かVOX系の社外ベルトを使うしかないので注意が必要だ。

VOXはボスワッシャー不要とあるので悩んでしまった

マイナー車の宿命、社外パーツが限られてしまう

プーリーフェイスを外すのに一苦労

いつものようにクランクケースを開けプーリーを外すのだが、スプラインに食い込んでびくともしない。以前組付けを失敗した際にナメてしまったため固着したようだ、30分ほど木の棒を差し込みテコの原理を使い格闘し外すことに成功。スプライン自体はそれほどナメていないのでプーリー側スプラインが削れたアルミカスを取り除きヤスリで面を整える。

ここからキタコパワードライブキットを組み付けていく、付属のグリスをランプレートに塗りウェイトローラーの向きに注意しながらシャフトにはめこむ。本来であれば付属のクラッチスプリングを交換するべきなのだがアマゾンレビューに無しでも大丈夫の声が多かったので見送る、また、VOXはボスワッシャー不要を取説にあったので、同系のギアも不要であろうと判断しボスワッシャーは取り付けなかった。

鏡面なのは新品のうちだけであろうランプレート側

走行テスト レビュー

さて、実際走ってみるとトルク感が少なくなったような感じである、出足のもたつきは回転が上がる前にクラッチミートするためでここはやはり付属の強化スプリングを入れた方がいいようだ。また、低速時もクラッチが切れずアイドリング状態でも引きずることがあるので、実用に差支えがないとはいえ、早めにここは直しておきたいところだ。

回転は上がりやすくなったもののトルク感のないまま速度が上がるので速くなった実感はあまり感じないのだが、全開でも速度低下になる近所の坂は45km/h(ノーマル30km/h、ボスワッシャー追加で40km/h) 、長い下りでkm/hのあたりまで最高速が伸びるようになった。気になるのは高速域でいったん吹け切り、そこで変速がかかり段付き加速をする現象だ。どうも気持ち悪いというか、なにか故障の原因となりそうな気がして心配である。

手軽に性能アップ

2stに比較してセッティングもノーマルエンジンであれば苦労も少なくメーター振り切りを実現できるので、原付コゾーのみならず通勤快速を目指す向きにもオススメといえる。無理に速度を出す必要はないが性能に余裕が生まれるので黄色ナンバーのゆとり分ぐらいは得られると思う、ついでに63ccキットを組み込めば黄色ナンバー実現である。