スキップしてメイン コンテンツに移動

ブリガデイロ(Brigadeiro)を求め、今日もブラジルコミュニティへ

どうしても食べてみたいブラジルのお菓子

昨年秋からいろいろなブラジルコミュニティを廻っているのだが、ランショッテネ(軽食店)、メルカード(スーパー)でちょくちょく見かけるブリガデイロというチョコレート菓子の味見がしたくて嫁と出かけることにした。前回の豊田方面ブラジル旅行で買うつもり満々だったのだがブラジルスーパー「ボロン(Bolao)」には置いてなかった。

今回の行き先は名古屋市最大のブラジル人コミュニティ、九番団地だ。九番町にあるのかと思いきや七番町、熱田区と港区の境になる。このあたりは江戸時代の干拓地で1から33までの新田番割が町名になったようだ。

六番町は何が六番なのか

六番町は何が六番なのか
もくじコジマが一号店をここに立地したのは...-中央卸売市場熱田新田の干拓開始地点-一番地蔵熱田空襲の標的-愛知時計・祐誓寺新幹線を眺める人形達-南郊公園熱田新田の観音さんを巡礼-熱田社・2番~5番札

ニューヨーク風に港区7番街と勝手に呼ぼうと思ったが、どうあっても現実は港湾工業地帯なのでやめとく(笑)。

念のため他地域の方に言っておくと、名古屋の港区はオシャレでハイソな東京の港区と違い、ガラの悪い江東区だと思ってもらえればいい。ただ昔に比べ工場跡地にホームセンターとかスーパーができ多少は明るい雰囲気になった。

名古屋市内ということもあり交通の便はよく、最寄り駅の地下鉄東海通駅から徒歩で10分もかからない場所だ。

九番団地に突入

昼過ぎまでヤマハギアのスロットルケーブル交換が終わらず、出かけるのが遅くなってしまった。下道で行こうと思ったのだが長久手のグリーンロードで渋滞にはまり、名古屋インターから高速に乗る。東名阪と名古屋高速でハンバーガー全部乗せ(X-TUDO)の値段だ。

古いカーナビのガイドに従い堀田で降り九番団地を目指す。場所は分かりやすいのだがどこに車を止めてよいやら不明なので、団地横のタイムズコインパーキングに止めるがガラガラだ。事前にfacebookで見当をつけておいた団地内の商店街「モール9番街」に軽食店があるはずなので団地内に突入するが、来来亭がある幹線道路沿いに面した場所以外はシャッター街となっており全くひと気がない。ぽつりぽつりのシャッター街の合間にテナントが入っているが営業しているかどうかもよく分からない寂しさだ。

トヨタの保見団地も寂しげであったがフォックスタウン内は営業しているテナントが圧倒的多数なのでここまでの不気味さはなかった。にぎやかな幹線道路側と団地内のギャップがスゴイ。これがサンパウロの下町であったら物陰から飛び出したギャングにいきなり銃を突きつけられそうなヤバい空気感がただようが、ここは日本、安心して訪問してほしい。

薄暗い照明のモール九番メインストリート

美容室とおぼしきブラジル人の店もシャッターが閉まっている。いったいいつ営業しているのだろうか

掲示板のチラシはほとんどポルトガル語

とりあえずハンバーガー、Lanchonete Do MALA(ランショネッテ・ド・マラ)に訪問

昼食は自宅で済ませてきたので二人ともあまり腹が減っているわけではないのだが、ブラジル式軽食店であれば腹具合に合った適当な量を注文できるので、あらかじめ調べておいた「Lanchonete Do MALA(ランショネッテ・ド・マラ)」を探す。「モール9番街」のメインストリートはわずか数百メーターどころか数十メーターなのですぐに見つかったがどうも雰囲気がおかしい。シャッターが半開きなのだ、準備中であろうか?営業時間は土日10:00-22:00と出ているので営業はしているはずの時間帯である。

ちょっと勇気を出して格子の引き戸を開け中を覗き「こんにちは(日本語)」と挨拶をするも電話に夢中なセニョーラの後ろ姿を見るのみ、少しして中からガタイのいいアニキが出てきてポルトガル語で話しかけられるが日本語が通じた、「営業中」だそうだ。

とりあえずハンバーガー「X-Calabresa(ソーセージハンバーガー)」、嫁は「Pastel Pizza(ピザ味パステル)」を注文、ドリンクは鉄板のガラナだ。

もともと和食屋だったのかすごく古臭いインテリアそのままの店だ、椅子のデザインの様子からして昭和50年代のものだろうか。昭和の遺跡にブラジルハンバーガー(笑)

薄暗いシャッター街の中に軽食店

内装は全く手つかずだ

カウンター上のメニューだけで頑張っている

ところがメニューブックは今風なのだ

ハンバーガーメニュー

ハンバーガーメニュー続きとおかず

スナック類とドリンクメニュー

ハンバーガーX-calabresa、この店はバンズを潰すタイプだ

ピザ味パステル

 

パウラさんのケーキスクール発見

そういえばド派手なブラジルの誕生日ケーキを調べているときに発見したケーキ教室はこの「モール9番街」にあった。本日は営業していなかったが大学生の長男の誕生日が3月なのでどうかな?と嫁に聞いたら即却下された。

1段のデザインケーキでいったいいくらかかるのだろうか?日本の普通のケーキ屋で誕生日ケーキを頼むと18㎝ケーキで4-5千円ぐらいなので万は覚悟かな?

チラシはまだ新しいので営業はしているようだ

おひとついかがですか?

残念ブリガデイロ売り切れ

「モール9番街」から出たところにブラジル料理店とスーパーがあった、どちらも「MY BRASIL」と名前が入っているので同じ経営であろう。

スーパーでブリガデイロを探すもよく分からない、冷凍コーナーに似たものがあるのだが確証がない。似た雰囲気のチョコレートケーキを買い、レジでブリガデイロのスマホ画像を示しおばさんに聞いてみた。どうもチョコレートケーキとブリガデイロは全く違うものらしい。「Bolo」と名前が付くとケーキなのだがスポンジの有無で区別しているのだろうか?冷凍庫のものは確かにブリガデイロだということだが、解凍に時間がかかりすぐに食べられないのとすごく小さい割に600円もする。普通のブリガデイロは本日すでに売り切れだということであった。けっきょく本日も出会えず幻となってしまった。

レストランはバイキングとピザコーナーに分かれるようだ

こちらは通りに面して明るい

小ぶりなスーパーだが雰囲気はいい

チョコレートケーキを買ってみた

帰り道、瓦町で辣酱を調達

辣酱が切れて久しいのでついでに調達に寄る。いつも中華食材を買うのは41号沿いにある「黄河」という店だ。調味料の種類が豊富でよく利用する。中国本土の商店のように薄暗い照明で流行っているかどうかよくわからない店なのだが、ずっと潰れないところを見ると客は付いているのだろう。本日の店番は初めてみる中年男性であった、オーナーだろうか?

場所はここ

いつものラオガンマ(老干妈)というおばさんマークの辣酱を3種類買いだめし、ついでに酸菜辣椒というのを買ってみたのだが、これが大失敗。辛すぎる。ストレートに来るトウガラシの辛さというか痛さが口の中に広がるので、ごはんの友にするのはムリであった。