室戸スカイラインから出発 風で吹き飛ばされるかと思った無人のキャンプ場であるが、一夜明ければほぼ落ち着いていた。テントを乾かし出発だ。 室戸岬に尾根筋を通る室戸スカイラインというワインディングロードがあるので、そちらから室戸の街まで降りる。先日の台風で飛ばされた枝や落ち葉でコンディションはよくないが、景色は絶景である。せめて晴れていればと思う。 室戸の中心街室津にてコインランドリーへ。連日雨なので乾燥機の順番待ちとなった。その間にコンビニパンで朝飯とする。天気予報によると秋雨前線が四国を覆い、本日は丸1日雨のようだ。 吉良川、奈半利の街並み 室戸のすぐ西の集落、吉良川に古い町並みが保存区となっている旧街道筋がある。行きにチェックしておいたのだが、おしゃれなカフェがあるもののあまり観光化されていない。まだ朝早いのでほぼ無人の街に立ち寄ってみた。壁の途中に瓦が埋め込んである「水切り瓦」は壁のしっくいが痛まないよう、雨の多いこの地方特有の生活の知恵だ。 吉良川の西、数キロ離れた奈半利の街にも古い街道筋の寂れた商店街と江戸、明治の豪農の建物が観光化されずに残っている。ほぼ現役の民家として使われているので、写真を撮っていたら、爺さんに「寄っていきなさい」と招待を受けた。 野良時計と岩崎弥太郎生家 国道55沿いに三菱の創業者、岩崎弥太郎の生家の看板が何件か出ていたので、気になってしまい結局道草することにした。 途中に野良時計なる昔の百姓用の時計台があるので先にこちらを見ておく。明治のころに作られた時計台は今も現役。札幌時計台と違い、周囲はなにも視界を遮るものがない農地なので、小さいながらもこちらのほうが見ごたえがある。 野良時計から数キロ離れた先に岩崎弥太郎生家がある。ルックスがクワマンみたいな岩崎先生の銅像がある駐車場にバイクを止め見学。三菱グループの資金も入り保存状態は良好だ。 ゼッタイ外せない高知の名所 安芸からは道草せずそのまま走り続ける、途中赤岡で「中日そば」なる寄食の看板を見かけ興味をひかれたが、昼飯時にはまだ早く通過。行きにチェックしておいた特攻船震洋隊の慰霊碑は看板を見失ってしまい行けず。 そして、県庁所在地の高知市へ。さすがに大都市、路面電車を撮影し、日本三大ガッカリ名所の「は...