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西日本ツーリング5日目 宮崎県青島から鹿児島県志布志市

天気回復、珍スポめぐりに行くぞ

ようやく天気予報では今日からしばらく晴れが続くとのこと。昨日までの四国であまり道草できなかった分をなんとか取り戻してネタにしたい。

昨晩のゲストハウスにて、18きっぷで廻っている京都の学生といろいろなスポット情報を交換、やはり彼も「DEEP案内」などよく見ているようで、スポット巡りの参考にしているとのこと。まずはその「DEEP案内」にも登場した宮崎市内のスポットへ行くことにした。

フェニックスが植えられた宮崎南バイパスはさしずめフロリダを思わせる、サーフィンが盛んだし、フロリダだと思い込もう(笑)

行きにどうしても気になっていた「赤江特高顕彰館を!」を見ることにする、バイパスの外側にあるが、そのまま見に行ける。あくまでも「赤江特高顕彰館を!」の看板を掲げている建物であって顕彰館ではない。外で写真を撮っていると中からご主人が出てきたので、話を聞いてみた。どうやらこのエリアには特攻で数多くの兵士が散ったにもかかわらず顕彰する施設がないとのこと。東京の弁護士をやっている人が音頭を取り設立運動をしている、看板はその一環だ。建物自体は普通の不動産屋であった。

 

宮崎最大の繁華街サンタチ徘徊

宮崎市最大の繁華街橘三丁目、通称「サンタチ」を見てみる、外れのソープ街は朝なので閑散としている。むかしボンベルタの真裏にあったソープはすでになくなっていた。

昨日のゲストハウスは雨天のため洗濯機がなかなか空かず、洗濯物がたまっているのでコインランドリーを探す。探すついでに古びたスナック街などを撮影。

 

ようやく空いたコインランドリーで乾燥機を回す間、途中で見つけた商店街へ、崩壊は進んでいるが四日市の三和商店街ほどではなく、まだまだ現役である。「青空food」というショッピングセンターを名乗っているが昔ながらの闇市のような小さな店が集まった一角である。通りに面した一部区画におしゃれなバーがあるが、生き残りはできるのだろうか・

カエルの国、ケロケロ共和国

次に向かうのは、小林という街だ。googleナビに従い国道268を西へ進むが、昨日からの走行で宮崎県の広さを思い知らされてきている。暑くなってきたのでコンビニでアイス休憩でもと頭をよぎるが、すでに山間部の農村地帯、休憩タイミングを失ってしまった。

そんな悶々としている矢先にカエルの大軍を発見。寄ってみることにした。「ケロケロ共和国」なるカエルの国のようだ、一番巨大な奴が大統領であろうか?説明書きを読むと「ケロケロ」=「帰ろう帰ろう」ということで地元小林へのUターンを推進するためのオブジェなんだが、かなりの予算がかかっているぞ、これ。

 

小林の陰陽石

九州を代表するスポット、陰陽石。よくしらないまま、下のお寺のほうへ降りてしまったが、あいにく休館日。中に入ることはできなかった。えらくショボいところだなと思いつつもう一段上の駐車場のあるほうへ行く。どうやらこちらが本体のようだ(笑)。駐車場に行く途中、放し飼いのコリー犬にムチャクチャ追いかけられた、40km/hで振り切ったもののクソ犬に追いかけられるのはいい気分ではない。

ちょうど地元小学校の「かくれ念仏」授業の引率のばあさんがいたので少し話をした。やはりこちらも昔は多くの人でにぎわったそうだが、近年はさっぱりとのこと。「かくれ念仏」が気になったので尋ねたら弾圧された一向宗の隠れ集落があったそうだ。郷土史ということで地元の小学校の授業に取り入れているとのこと。

ざんねんながらここの陰陽石歴史資料館も休館日、夫婦大明神でおまいりだけした。

 

巨大オブジェのみやまどり苑

「かくれ念仏」のばあさんに自作の巨大人形がある場所(みやまどり苑)を聞いたところ、すぐそこだという。その言葉を信用し、陰陽石の道を左折、果樹園のほうへ向かう。ところが出てきたのはHIPHOPブラザーなカカシたち。たしかに自作の巨大人形だ(笑)。

気を取り直しみやまどり苑へのルートを再確認、20㎞ほど走る。時刻はちょうど昼飯時、みやまどり苑で昼飯にありつけるか。

さすがに遠くからでも目立つオブジェ、熊襲をモチーフとしたものらしい。そのほか意味不明なキャラも。ところがここも本日は休業日、少し上の生駒高原のほうに行ってみたのだが、飲食店はなし。小林の町まで降りることにし、ジョイフルで昼食となった。

 

くにの松原にてキャンプ

とにかく先を急ぎたいので鹿児島方面へ南下。都城でボンタンアメやらバスラーメンで少し立ち止まったぐらいで、鹿児島入りを目指す、

キャンプ場を探すのだが、2輪車テント持ち込み¥540のキャンプ場を発見、平日で人がいないので電源付きのオートキャンプサイトを使わせてもらえた。ただし電源は屋外テーブルの下なので雨が降れば実質使用不能だ。

テント設営後は街へ夕食に繰り出す。

 

志布志で味噌炊き

キャンプ場から10㎞ほど東、志布志の市街地があるので遠征というほどでもないが、そこまで遠征する。

街中には定食屋がそこそこあるが、やはり目に付くのは居酒屋だ。筆者は酒は全くダメなのでこういう状況だと非常にもどかしい。ぐるぐる街中を回って結局、駅前に食堂があったのでそこに入ることにした。高そうな和食の店はパスし、むかしながらの食堂だ。

こちらで初めて目にする味噌炊きなるものを注文。煮魚のたれを味噌で仕立て、野菜や豆腐などといっしょに煮立てたものであった。

久々に広い風呂へでもと思い、帰り道さつま揚げと温泉が同居している変な銭湯へ。

タイル目地に錆が染みついた鉄分たっぷりの温泉であるが、設備はボロい、コインロッカーは故障したものが打ち捨てられているだけでナシ。地元の爺さんがたのたまり場である。あの木曽崎温泉ほどではないので安心してほしい。

向かいのダイソーで足りない生活用品を買い足しキャンプ場に戻る。バンガローの学生グループが明け方まで騒いでいたが、トシなのか、昔みたいにあまり気にならなくなった。