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ヤマハギアのウェイトローラーを交換しました

初!トランスミッションを開けてみる

3月に解体屋から買ったヤマハギア、平地テストコースで58km/h出ていたのが55km/hに落ちてきたので、ベルトやウェイトローラーを交換しなくてはと思いウェビックで部品を集めたので作業にかかった。 素性の知れない中古車なのでどのくらい摩耗しているか全く不明であるが一度確認だけでもしておかないと今後のメンテナンスに影響が出そうなので開けてみることにした、最高速度が落ちたのはきっとどこかおかしいはずである。

カバーを外す

まずはトランスミッション後部を覆うボルト2本でとまっているプラスチックのカバーを外す、その後ミッションケースのカバーを6か所のボルトを緩め外す。

ミッションケースを開けてみたところが、ベルトはほぼ新品のようである、ノギスで測っても摩耗は見られない。取りあえず作業を先に進めプーリーを外しにかかる。アマゾンで買ったプーリーホルダーで固定し車のホイール用十字レンチ17mmで回してねじを緩める。

プラカバーを外す

プラカバーのねじ、もう一か所

ミッションケースのねじは6か所

上下に左右中央3か所ずつだ

ベルトカスで真っ黒!

ミッションケースの内側であるが長年のベルトカスが付着して真っ黒である。いままで何度かあったベルト交換時に一度も掃除していないのであろう。歯ブラシとパーツクリーナーでとりあえず掃除を試みる。

ウェイトローラーを取り出してみるがゴムは痩せているようだ、どうやら社外品のものに見える。純正と同じ6gのウェイトローラーをセットして、元に戻していく。

ミッションケースを組付けエンジンをかけるが、ゴキっといって止まってしまった。キックレバーのギアが引っかかってしまったようだ、プーリーのセンターロックナットとワッシャーの順番を間違えてしまった。組み直して問題なくエンジン始動となった。

 

 

 

これでもずいぶん綺麗になったのだ

上が新品6g 6gは純正と同じ

テスト走行をしてみる

ついでにフットブレーキのゴムが腐っていたので新しいものに交換する。取りあえず鉄道駅までの裏道を使ってテスト走行に出かけてみる。

ウェイトローラーが変わり出足が鋭くなった、発進からの速度上昇と、中速域でのピックアップがよくなり自宅近くのいつも30km/h以下に速度低下してしまう急坂も余裕でクリアできるようになった。ところがそれと引き換えに最高速が50km/hに落ちてしまった。これではちょっとロングツーリングのとき辛いのでまたひと工夫が必要となるかもしれない。通勤レベルでは街中が走りやすくなったのだが。しかし、これって・・・・

ここまで放置はダメ

 

 

ウェイトローラーセッティングのまとめ

ウェイトローラー選択の基本に

  • 加速重視は軽め
  • 最高速重視は重め

というのがあるのだが、テスト走行の結果だけ見ると純正と同じ6gをセットしたことにより軽めの加速重視セッティングになってしまったようだ。ということはもともとついていたウェイトローラーは重いものであったのだろうか。