大寒波の中、また今週もブラジル料理を求め旅立つ
地球の反対側、ブラジルは真夏でサンパウロ州なんか1月の平均最高気温27度という半そでで過ごしやすそうな天気であるが、今週末我が日本は例年のごとくセンター試験を襲う大寒波という風物詩に見舞われてしまった。さいわいにも自分の居住地域は大雪に見舞われることなく済んだのだが、家の前にはうっすらと凍り付いて溶けそうもない雪が残る寒さである。
この寒さの中、クルマは嫁が使うのでヤマハギア(UA06J)での出動となる、正直イヤだ(笑)。
ここ3日ほどまたスロットルケーブルが凍り付いたので心配していたが、とりあえずスロットルは回る、一安心。ヤマハギア(UA06J)が駄目だと風防なしのカブになるのでよかった。
西尾市街地を散策
今回は愛知県南部を目指す、南部なのでブラジルで言えばパラナ州か(笑)。勝手知ったるR155で豊田市まで進み、そこからは豊田バイパスで知立までイッキに進む。今日は車も少なく快走である、ハイスピードプーリーのおかげで変な渋滞も作らずに済むが、やはり全開巡航しながらの一旦段付きがする変な加速は気になる。そしてそのまま県道12で西尾へ。
ここまでは7月に佐久島へ行った道と同じだが、今回はブラジル料理の前に西尾市街地を散策することにした、2006年に訪問したから実に12年ぶりである。前に来たときはXJR1200でうろついたが、今回は更にフットワークのある原付でじっくり廻ってみよう。しかしながら12年経つと街の様子がすっかり変わり、今風の建物の商店や民家がかなり増えている、あの寂れた中に歴史建築があった三河の小京都といわれた西尾市街地の良さというか古臭さは隠れてしまったようだ。
うろうろしていて見つけたのは「カテキン堂」なる店、以前訪問した時はなかった気がしたが、抹茶の名産地西尾のPR拠点であろうか。カテキンの効果であろうかイメージカーであろうか懐かしのトヨペットコロナが緑色に染まっていた。
12年前を思い出しながら板塀が続く古い町並みを探す、さかな町の看板を発見し路地へ入っていきバイクを停めてしばし散策である。
FORNO & FOGÃO を下見
あらかじめ西尾エリアのブラジル料理店をfacebookで下調べしておいたのだが、市街地の外れ、チェーン店が多く集まる郊外路線にある中部エリアの大手ブラジル食品スーパー 「ザ・アミーゴス」の2階にある「FORNO & FOGÃO」を下見した。
駐車場は近隣からくるブラジル人のクルマで満車である、2階の街道側半分は「FORNO & FOGÃO」となり、そこそこ広いカフェテリアみたいなつくりの店だ。読み方は「フォルノ & フォガン」であってるかな?一応軽食から重い肉料理まであるようだ。近いうちにぜひ訪問したい。
場所はここ
そして Hamburgueria da Duda に訪問
読み方は「ハンバーゲリア ダ ドゥダ」で合ってるかな?ポルトガル語の勉強は一切進んでいない(笑)、中国ドラマみたいに字幕付きドラマがあればいいのだが。
ブラジル人らしいシャコタンドリ車が止まっている駐車場にバイクをに止めるが、街道側の玄関のドアがロックされている、「 Hamburgueria da Duda」は2階にあるので裏側に回って階段を上がっていく。タトゥースタジオとか入居しているビルでこの静けさはちょっとビビる(笑)、店に入ると造花を作っている女性が一人いるだけで客は自分だけであった。
誰も店の人が現れないので、キッチンに顔を出し注文を告げる、日本語が通じて助かった(笑)。日本の飲食店ではクレームしたくなるようなことなんだが、自分の中にもブラジル時間が流れ始めている気がする、注文したのは「Burger tres Queijio」(3種類のチーズバーガー)といつものガラナ。
会計のとき女将さんとしばらく雑談して色々な話を聴けたのでまとめてみる。
- もともと1階で営業していたが2階に移った
- ペルーの絵は前のオーナーがペルー料理店だったから、ブラジルで正解
- 意外と日本人もちょくちょく来る
- ハンバーガーが大きいとのSNSのうわさで来る
- ブラジルに帰るのに片道30時間かかる、切符は格安航空券で往復12万ぐらい
- だから今年も帰ってない、みんな近いフィリピンに遊びに行く
- うちのスペシャルメニューはこれ「Burger Big Duplo」とメニューを指さす、¥2500なり
- 「Burger Big」の2倍、客のリクエストに応じてメニュー化した
- パティの重量は170g、「Burger Big Duplo」はそれが4枚、600g以上ある
- 総重量1㎏近い「Burger Big Duplo」を食いきる客もいる
- 造花を作っているのは4歳の女の子の誕生日パーティーのため
たしかマクドのパティは45gなので普通のハンバーガーでもマクドの3.5倍はある肉を食らうことができる、マクドパティ35g説だと5倍だ。何軒かブラジル軽食店にお邪魔した上で推測するとおそらく他店のブラジル式ハンバーガーも170g前後であろう。それにチーズやらベーコンやらと追加できるので、とにかく肉を食いたくなったらブラジル式ハンバーガーをお勧めする、逆に野菜は少ないからその辺は自分で調整してほしい。
場所の確認、見落としがちなので注意
お土産はようかん
すっかり満腹して家に帰るのだが、今回のルートは平野部の郊外ロードサイドを走るだけなのでツーリングとしてはとてもつまらない。行きの道草は西尾市街の探索であったが帰りの道草をするような場所も思いつかない。
そこで以前から気になっていた矢作川の橋のたもとにある「米津羊羹本舗」でお土産を買うことにする。羊羹自体はあまり好きではないのだが、米津橋から安城へ向かうといやでも目立つ古臭い建物が気になっていて、店構えからするとタダ者ではない雰囲気があるので一度立ち寄ってみたいとは思っていたのだ。
嫁へのお土産は西尾名産の抹茶を使った「抹茶羊羹」にした。ノーマル羊羹の古臭いパッケージデザインにも惹かれたが、ちょっと奮発してみた(笑)。ノーマル羊羹は¥540、抹茶羊羹などは¥1080であった。
橋のたもとなので分かりやすい場所