その1、スロットルケーブルが凍り付く
強化クラッチスプリングを入れ、調子が良くなったと思っていたヤマハギア(UA06J)であるが、2日ほど過ぎた寒い朝、エンジンをかけ、さぁ出発というときにどうもスロットルが固まって回らない。スロットルワイヤーが切れたならエンジンが反応せずスロットルは回るはずだが、ジャンクバイクをレストアする際、スロットルバルブが張り付いたような状態で全く回らない。このあたりは弄っていないので故障する心あたりがないので悩んでしまった。取りあえずこの時は嫁のカブで出かけた。
昼飯時に調べているとどうもそれらしいアナウンスがヤマハから出ていたことを知る。
ギア(BX50/BX50S/BX50N)、ジョグ(CE50)、VOX(XF50/XF50D)、ビーノ(XC50/XC50D/XC50R/モルフェXC50H)に関する改善対策
2011年10月18日
加速装置において、スロットルケーブル周りの防水構造が不適切なため、雨天時の走行等により、当該ケーブル内部に水が浸入することがある。そのため、外気温が氷点下の環境において当該ケーブル内部に滞留した水が凍結し、最悪の場合、走行中にアクセルグリップが戻らなくなり、エンジンの回転が下がらなくなるおそれがある。
帰宅してエンジン始動後スロットルを回すと氷が解けたのか問題なくエンジンの回転は上がった。
その2、始動困難からバッテリー電圧低下
そして次の日、出かけようとしてセルを回すもエンジンのかかりが悪い。何度かセルを回すうちついにバッテリー低下でうんともすんとも言わなくなってしまった。キーonで動くはずの燃料ポンプのくみ上げも怪しい。完全にバッテリーが死んだようだ。
とりあえず端子がサビサビの古いバッテーリー充電器で充電を試みるも、この充電器自体が腐っている。しかたなくアマゾンで安物充電器を買い一晩充電した。
その3、ついでにカブのバッテリーもヤバい
ギアの代わりに使った嫁のカブもバッテリーが怪しい。前回乗ったのは1か月ほど前であるが、キーonで点くはずのニュートラルランプさえ点かない、エンジンの回転をあげてやっと点く状態だ、ウインカーに至ってはアイドリングでは点滅ではなく点灯状態となってしまった。とりあえずバッテリーなしで動くカブであったからよかったものの、これがいまどきの原付であればまったく足が無くなるところだ。帰宅時、大回りして10㎞ほど走り充電を試みたが全く充電がされないのでこちらのバッテリーも安物充電器で充電してみた。しかし充電器のインジケータ表示が変わらず完全死亡のようだ。
冬場の必須メンテナンス
どんな種類のバッテリーにも言えることだが、氷点下になるような気温の中では極端に性能低下、劣化する。とくに冬場乗車する機会の減るバイクなどはマメにバッテリーのチェック、短距離走行では充電が足りないので10㎞以上は走行するとか、普段以上の気遣いが必要となる。特に中華バッテリーは運次第だ。
古いバイクの場合は6V充電できた方がいいかも