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ヤマハギア(UA06J)、強化クラッチスプリングを組み込み

ハイスピードプーリー組み込み後、出足がもっさり

アマゾンでキタコパワードライブキットを買ったはいいが、複数のスプリング交換なしでもイケたというアマゾンレビューを信じプーリー側だけ組み込んだ結果、出足がすごくモッサリして一呼吸おかないと加速しない、気持ち悪いので付属の強化スプリングをクラッチに装着することにした。要はノーマルスプリングでは回転が上がりきる前にばねが伸びクラッチミートするのでトルクが不足し出足が悪くなるわけだ。

キタコパワードライブキットの強化スプリングを装着

前回、スプラインに食い込んだプーリーフェイスを外すのに非常に苦労したのだが、キタコパワードライブキットのプーリーフェイスはスプラインがないので簡単に外せた。ロックナットが緩くなっていたので加速が落ちた原因はこれであろう。スプラインに勘合するのは星形の固定ワッシャーになる。組付けから100㎞ほど走ったのだが、変なベルト跡などプーリーについていなかったので一安心である。

今回は後ろのクラッチ側の分解作業となる、アマゾンで買ったクラッチハウジングコンプレッサーをクラッチ本体にかませ固定し、39mmの薄ナットを外そうとしたのだが、プーリーロックするシザーレンチが邪魔になり回せなくなってしまった。そこで以前自転車のヘッドパーツ圧入用に作った自作工具の登場となった。この自作工具で薄スパナとクラッチハウジングを挟み込み、薄スパナをコンクリに叩きつけスプリングが飛び出さないように徐々に緩める。

ハウジングからクラッチ本体を取り出し、強化スプリングへの交換作業を始めるが、アストロで買ったスプリングフッカーが大きすぎ、仕方なくドライバーでのこじ開けさぎょうとなった。

ここまでの作業が終われば元の状態に組み直すだけとなる、クラッチハウジングの組み立てはやはり自作工具の登場となった、クラッチハウジングコンプレッサーはわざわざ買う必要はなかったかもしれない。

100kmほど走ったが変なベルト跡はない

クラッチハウジングをコンプレッサーで固定した

スパナが掛けにくかったので自作工具登場

クラッチ本体分離成功

アストロのスプリングフッカーだが大きすぎた

走行インプレ

強化スプリング交換前はトルクのないアイドリング直後の回転数でクラッチミートし、スタートでつんのめるような出足であったのだが、十分回転数が上がってからクラッチにつながるようになりゼロ発進の加速はかなり改善された。この回転の上がり方は2stであればとてもコゾー臭い爆音をまき散らすであろうが、4stノーマルマフラーなのでまだ紳士的である。

加速がスムーズになったため、上り坂での高速域到達も早くなり、平地でも少し距離があればkm/hのあたりまで最高速が伸びるようになった。とりあえずは駆動系見直しはこれで一段落である。