『中国遊園地大図鑑』のセキガミさんと一緒に遊んだよ
友達のセキガミさんに誘われ、丸1日一緒に遊んできましたよ。セキガミさんは稼ぎをすべて中国のパクリ遊園地の研究につぎ込み、ついには取材のため中国全23省に足を踏み入れたほどのマニアなのだ。前回の瑞浪は稲荷温泉に続き、またすさまじいスポットに案内してもらった。
まずは弥冨野鳥園で探鳥会
まずは弥冨野鳥園という愛知県の公共施設にお邪魔する。ガイドの方も言っていたが、休日に定期的にミニ探鳥会などを開催しているので、小学生の自由研究などにも最適だ。イベントの際は双眼鏡の無料レンタルもある。また、ガイドの方が持っている高倍率スコープで観察できる。
季節柄、渡り鳥は少なくかったが1時間ほど公園内を回るツアーであった、ここでサバゲーとかしたら絶対楽しめるような環境である。
KOWAのフィールドスコープは無理でもビクセンや中華なら手が届きそうです
ウワサの木曽崎温泉へ
地元はもとより全国の珍スポ好きには名の知れたゴールデンランド木曽崎温泉。なんでポンコツマニアに話題になったかというと昭和40年代のレジャーブームに開業したものの、いまや廃墟寸前となっているにもかかわらず絶賛営業中であるからだ。
まずは入浴料600円を払い入場、歌謡ショー込みで600円だ。建物に入り感じたのだが全体的にカビくさい。古いラブホと同じあのカビ臭さだ。これでは子供連れは来ないと思うが、実際子連れファミリーはいなかった。アレルギー持ちは要注意(笑)
体育館のような大広間に机が並べられ壮観であるが、前述したカビ臭さと、畳の上に寝ているお年寄りで何とも言えない場末感のうえ、オールドスクールな歌謡ショーで誰もがノックアウトされるだろう。
ちなみに食堂というか売店はすでに営業停止、コンビニでお弁当を買ってから行ってください。ドリンクの自販機はかろうじてあります(笑)
大浴場も当然メンテ放置となっており、禿げた塗装だらけとなっている。床は掃除をしていないので温泉成分でヌルヌルツルツルで転びそうだ。ところが、ここの温泉、60度の源泉かけ流しでそこだけが取り柄、60度なので風呂はかなり熱い。名古屋弁で言うと「チンチコチン」である。
露天風呂はないのだが、外に休憩所みたいなベンチがありそこで熱くなった体を冷やすエリアがある。地元の爺さんたちの会話に交じり、かつての盛況ぶりを伺ったのだが、人が来なくなった理由に「死んだ奴が増えた」というのがあり、この人たちが来なくなればここもいよいよ最後となるのかと思った。また仕入れた情報では、この巨大な温泉施設を運営しているのは、わずか二人、しかも高齢ということであった。
ぜひ営業しているうちに訪問してみてはいかがだろうか。
何十年とメンテされてない建物外観
天木ミコショー
この木曽崎温泉では、第1、第3日曜日に歌謡ショーを開催している。なんと入浴料込みで観覧は無料だ。
天木ミコというオバハンがリーダーの「日本アカデミー」という芸能事務所所属の歌手が勢ぞろい、一瞬とても豪華なショーに見えてしまう(笑)
ところが前述したように、大広間では観客はごくわずか、しかも寝ているときたので、何のための歌謡ショーかよくわからない。ショーの内容は歌謡ショーのほか、小学生向けかと思われるほどのとんちクイズ、デュエット大会、ビンゴ大会とこれまた脱力しかないイベントが続く。
肝心の歌謡ショーであるが、リーダーの天木ミコさん、音程外しまくり(笑)。声が通るから余計目立ってました。
能書きよりも画像見た方が早い
四日市の三和商店街
まだ時間があるので、四日市の崩壊商店街を案内してもらった。日本DEEP案内にも掲載された廃墟好きには有名な商店街である。崩壊はしているものの、まだ生活している人もいるので廃墟ではない。
こちらはJR関西線四日市駅に近いエリアであるが、1㎞ほど離れた近鉄四日市のあるエリアとは違いすさまじい寂れ方だ。JR VS近鉄は近鉄の勝ちのようだ。
周囲も同じく、よどんだ空気である
トンテキで締め
せっかくなので三和商店街周辺の定食屋で夕食でも、ということであったが、どこも定休日。なので昨年ツーリング帰りに寄った、「まつもとの来来憲」に四日市名物とんてきを食べに行くことにする。
待ち合わせ中、筆者の抗日Tシャツをみて話しかけてきた人と談話し、二人の本をしっかり宣伝した(笑)
今回注文したのは「マルテキ」というマル(醤油)仕立てのとんてきだ。どうやらこの地方では醤油のことをマルといらしい。
ホームページもあるので、いろいろ調べて四日市に来た際にはぜひ立ち寄られてはいかがだろうか。こちらの店舗が最も最大店舗であるが、のれん分けの他の来来憲も四日市エリアに何件かある。