午後から雨予報
本日は午後から雨予報、主夫の仕事をかたずけ雨が降らないうちに往復できる行き先を考えてみる。海方面は半日で戻れないのであきらめ、またワンパターンの三河~東濃方面を候補にする。
若いころよりバイク、クルマで走り回っているエリアなので、ほぼ行き尽くした感があるが、東濃の国道19号より北側は、まだ行っていないスポットが多くあるので、その方面を目指すことにした。
可児、御嵩は昨年来ブラジル人エリア探訪のため、何度か訪問しているので、その東側の土岐~瑞浪エリアの山間部に、旧中山道の宿場町があるということで「街道巡り」をすることにした。
今回も高速は使わず、下道縛りで国道248で瀬戸市を多治見方面に北上、笠原を抜け下石~駄知の県道69で国道19まで進む。
瑞浪バイパスに入る手前の交差点を左折、山間部へ進む。この辺りは化石の産地で、高校生の頃よく採掘に来た記憶がある。定林寺、月吉など、大型動物の化石が出土したエリアだ。
中山道48番目の宿場町、細久手宿に到着
その前の週に三重県亀山市の関宿を観たためか、いきなり脱力。地元の街づくりや老人会の方々の手作り看板や顔はめ看板がとても味わいのあるものだ。
もともと東隣りの大湫宿と西隣りの御嶽宿の距離が長すぎたため慶長年間に宿場指定となったそうだ。東海道新幹線で言えば品川駅や三河安城駅のようなもの。なので細久手宿自体は他の宿場町に比べコンパクトなものとなっている。
宿場町自体は、あまり古い建物は残っていなくて、多くは建て替え済みとなっている。また、古い建物も、すでに空き家となっている物件があり、すこしもったいない気がした。多くある史跡の手作り看板を見る限り、ポテンシャルは高いはずである。
尾根筋の県道を快走
細久手宿から大湫宿へは旧中山道と並行するような県道65で道なり。ところがこの県道、尾根筋を貫いているので、細い道ながらも適度なアップダウンとコーナーが続き、それほど飛ばさなくても楽しめる快走区間である。
途中途中に、琵琶峠、弁財天池、一里塚などの史跡があり、他県ナンバーの観光客が立ち寄っていた。この他県ナンバーの観光客というのが曲者で、いきなりウインカーなしで停車したりしてアブナイ、とくにお年寄りだとさらに危険、目視確認一切していないのではという運転なので、なるべく近づかないよう車間は空け過ぎなほど空け、かかわりにならないようにしている。
旧中山道大湫宿へ
そのまま道なりに大湫宿へ到着。こちらの宿場町は古い建物の整備もされ、力の入れようが細久手宿とえらい差がある。
古民家を改修した案内所でいろいろお話を伺うが、やはりGWなどかなりの人出でにぎわったそうだ。案内所の向かいには公民館兼資料館があり、江戸時代のお触書など詳しく説明したものが展示してある。小さい施設ながらも歴史好きにはたまらないものとなっている。また、空き家となった古い建物も改修を進めているものがあり、今後が期待される。
もうひとつ皆さんにぜひ見ていただきたいものは、神明神社の大杉だ。なんでも樹齢1300年ということで街道から入ってすぐの神社参道入り口に急斜面を背景として生えているので、見た目の迫力がすごい、写真で撮ってもこの迫力は伝わらないので、いちど目で確かめてもらうとわかる。
帰りも尾根筋を快走
大湫宿を後にし、瑞浪市街地に戻るのであるが、標識に従うと尾根筋の広い道に出た。途中ルアーの釣り堀があったりしたが、交通量も全くなく、ついつい飛ばし気味のスピードになるほどの快適区間である。尾根筋なのでアップダウンは大きいもののコーナーはそれほど多くはない、無理やり山の上に道を通した感じである。
これがどこに出る道やら、と思っていたら高校生の頃よく通った化石博物館の前を通り瑞浪インター入り口に出た。ここから国道19で来た道を戻り、行きと同じく下石を経由して帰宅。雨が降り始めるのが心配で昼飯も抜いてしまったが、なんとか雨が降る前に帰宅できてよかった。
自分ルールで雨具は1万円以上のものを使います