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スカブで三重県亀山市関宿ツーリング~鈴鹿のブラジルスーパー

明日は雨、バイクに乗るのは今日しかない!

朝起きたら天気がいいではないか。スマホで天気予報を見ると今夜から下り坂、明日は大雨が降るらしい。そういう事情なら仕方ない、バイクで少し遠出することにした。当然お供はスカイウェイブSS(CJ43A)の出番となる。

いろいろ行きたいところはあるのだが、未見の鈴鹿方面のブラジルコミュニティを見てみたいので、四日市鈴鹿方面を目的地とする。そういえば昨年原付ツーリングをした際、国道25号旧道に入る手前に古い町並みがあることを思い出し、そこまではいくことにする。余裕があれば伊賀上野まで行きたいところだ。

ひたすら名四国道

自宅からは名古屋東部を南下し国道23号、通称名四国道で四日市を目指す。別に高速を使ってもいいのだが、名四アウトバーンの異名がある通り、名四国道は割と高速で流れているので、東名阪を使ったとしても到着時間の差は30分ほどだ。

ところが昼間の名古屋港築地口あたりから大渋滞にはまり、トラックの排気ガスを思いっきり吸わされた。庄内川を渡るあたりまでのろのろ運転を強いられ、かなりのストレスとなった。

庄内川から先は快走区間となり、そのまま鈴鹿市に突入、右折し国道1号バイパスを目指す。

国1に出れば何度も通った道、そのまま亀山の道の駅関宿までノンストップ急行。

 

東海道五十三次「関宿」

名四国道の渋滞で道の駅関宿に到着したのは正午。このペースでは伊賀上野は無理だ、あきらめよう。スカブを道の駅に停め、関西本線の駅舎で観光マップをもらい道路反対側の旧東海道の街並みを目指す。

週末というのに人出は少なくゆっくりと散策できる。あまり観光化はされていないようだが、旧街道の部分のみ電柱が地中化されており、なかなかフォトジェニックな街並みである。ところどころスケッチブックを開き水彩画を描いているご婦人も何人か見られた。どうかこのまま、観光化されず生き残ってほしいところだ。

とりあえず徒歩で散策、宿場町の背景となった鈴鹿山脈が新緑で美しい。最後にスカブに設置したアクションカムで通りを撮影した。

 

 

国道1号線からは高台で見えない場所

ブラジル式ハンバーガーを求め鈴鹿市「Plaspa Pizza」

このエリアはホンダをはじめとした製造業が盛んで、ご多分に漏れず外国人労働者が多い。外国人労働者とくればブラジル、ブラジル料理店を探しておいたが鈴鹿市内に少しあるようだ。スマホにすぐ出た「Plaspa Pizza」なる店を目指す。道の駅からは30分ほどだ。とにかく歩き回って腹が減った。

スマホのナビに従い、鈴鹿市の住宅街に案内される。看板が小さかったので見落とした、どうも元美容院のような店の作りであるが、そもそもレストランではなかった(笑)。美容院風の入り口を入ると中はスーパー、狭いながらも店内は明るく、お客さんもひっきりなしに来るので繁盛しているようだ。お目当ての軽食コーナーがなくて、がっかりしたが、食肉コーナーのカウンターでピザやハンバーガーを注文する仕組みにようだ。当然テイクアウトしかない。

20分ほど待ってハンバーガーを受け取り、ついでに野菜やハムを買う。食べるところがないので、近くの公園までピクニックとなってしまった。

左、ハンバーガーメニュー見えますかね

チョコレートのピザが美味そうだ

精肉コーナーで作りたて

ブラジルスーパー「Plaspa Pizza」看板も小さいので見落とさないで

鈴鹿の巨大ブラジルスーパー「Mugen Foods」

腹がいっぱいになったので、もう一つの目的地、巨大ブラジルスーパー「Mugen Foods」を目指す、facebookを見る限り、ここまで巨大なブラジルスーパーは知ってる限り愛知県にもないと思う。「Plaspa Pizza」からは10分ほどの場所だ。

鈴鹿の裁判所の角を曲がり、郊外型店舗が立ち並ぶ中、やはり噂通り巨大な建物の「Mugen Foods」が目に入ってくる。建物自体も新しく、スーパーも明るく清潔感がある。どうも2Fはレストランのようである。1F入り口にメニューがあったのだが、食べ放題で平日と土日祝の価格設定が違っていた。

手ぶらで店を出るのもアレなんで、ココナツマシュマロのお菓子「マリアモール」を購入。

入り口でブラジルのフリーペーパーを見ていたら、おばさんにポルトガル語で話しかけられた。とっさに反応するフレーズが分からず「ジャポネーゼ、日本人です」としか答えられなかったが、環境になじんできたのか、ブラジル人に話しかけられることが多くなってきた。

2Fはレストラン

巨大ブラジルスーパー「Mugen Foods」の場所

帰りも名四国道(別名:名〇国道)

さて、結局「Mugen Foods」自体が鈴鹿の国道23号近くなので、新たなルート考える気力もなく、そのまま名四国道で帰ることにする。

この記事のはじめに名四国道には「名四アウトバーン」という別名があるということを書いたが、実はもう一つ別名がある。アウトバーンというのはみなさんご存知の通り、ドイツの速度無制限の高速道路のことだ。名四国道を通るトラックが速度無制限のごとく、夜間は120-140km/hで流れていたことに由来する。

さて、もう一つの別名であるがちょっと物騒な「名死国道」という呼び名だ。その名の通り死亡事故多発区間だったのでそのように呼ばれるようになった。筆者はすでに小学生のころ担任の先生からその名を聞いた記憶がある。とくに夜間は赤信号で停止したらトラックに追突されて死ぬといったような噂があり、免許を取って以降も23号方面へは近づかないようにしていた。

いずれにせよ「名四アウトバーン」も「名死国道」も一昔以上前の話なので、遠方から愛知県に来られる際はとりあえず安心してほしい、昼間は(笑)。筆者はいまだ夜の名四国道を走ったことがないので、深夜は安全かどうか分からない。

東海道53次を歩く人がいるみたいでこのようなガイドがある